◆プロボクシング ▽WBA、WBC世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦 〇統一王者・寺地拳四朗 (9回TKO) WBA4位、WBC1位ヘッキー・ブドラー●▽契約体重55・7キロ以下)8回戦 〇那須川天心 (判定) ルイス・グスマン●▽WBO世界スーパーフライ級(52・1キロ以下)タイトルマッチ12回戦 〇王者・中谷潤人 (判定) 同級6位アルヒ・コルテス●(18日、東京・有明アリーナ)
ボクシング転向2戦目を快勝した東洋太平洋スーパーバンタム級(55・3キロ以下)8位・那須川天心(帝拳)が19日、都内のホテルで一夜明け会見に臨んだ。
メキシコ・バンタム級王者のルイス・グスマン(メキシコ)にKO勝ちこそ逃したが、2度のダウンを奪取。ジャッジ3人が80―70とフルマークをつける完勝だった。
浜田剛史帝拳ジム代表、粟生隆寛トレーナーとともに出席した天心は「映像はハイライト的なものはみました。やってきたことをやれたという実感があって、新たな課題も見られた。まだまだ道のりは長い」と振り返った。試合中に左拳を痛めたが、20日にも検査をする予定。「骨が折れたわけではないかな。すぐ治したい。1週間くらいで治らないかな」とニヤリ。「左手を使わなくてもできる練習はあるし…。脳みそ休めて、またやりたい」と話した。
ダウンを奪った時には「自分のパンチで倒れたのにはびっくりした」という。「ということは、自分を信じ切れていなかったということ。自分の中で信じることを今後できるか。強くなるだけです」と気を引き締めた。
プライベートで何をしたいかを聞かれると「波に乗りたい。波が呼んでいる」と「趣味」のサーフィンを楽しみたいという天心。「大自然にも行きたい」と表情を緩めた。本田明彦会長が「じっくり育てたい。世界挑戦は、10試合くらいしてから」と話したことについて聞かれた天心は「僕もずっと前から言って来ていること。本田会長を信頼しているので、間違いないです」と話した。