卓球の張本智和、杭州アジア大会へ出国 「3種目でメダル」へ右手の状態も良好

スポーツ報知
杭州アジア大会へ成田空港から出国した卓球の張本智和(カメラ・手島 莉子)

 23日開幕の杭州・アジア大会へ、卓球の日本代表選手団が19日に成田空港を出発。男子シングルス、団体、混合ダブルスに出場する張本智和(智和企画)は「もちろん3種目でメダルがとりたいですし、一つでも多くの金メダルを目指す」と決意した。

 アジア選手権(9月3~10日、韓国・平昌)では、右手の親指付近の負傷が響き、まさかの2回戦敗退。帰国後は卓球以外のトレーニングに専念し16日に練習を再開した。検査や痛みによってはアジア大会欠場も考えたというが「初日は不安もあったんですけど、昨日の練習はいつも通りできました。(練習再開から)3日間、悪化せず状態も安定しています」と万全に近い状態で本番に挑めそうだ。

 強豪・中国は大会のホスト国のため、より気合いを入れて臨んでくる。張本は「1ゲームとるのも難しい相手です。まずは対戦するところまで行くことが最低限の目標」と冷静に見据える。「五輪の摸擬戦ではないですけど、そのような戦いだと思っている。こういう舞台のシングルスで勝つことができれば、弾みになると思います。一番の目標はシングルスで勝つ経験をする」と自身のステップアップにつなげるつもりだ。

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