今オフにFAとなるエンゼルス・大谷翔平投手(29)の争奪戦にメッツが参戦する可能性があると18日(日本時間19日)、ニューヨークのテレビ局「SNY」(電子版)が伝えた。
同記事を執筆したジョン・ハーパー記者によると「打線の中心となる選手を補強する必要がある。オフにFAとなるこのような打者は、大谷翔平とベリンジャー(カブス)の2人だけだ」と訴え、「大谷がトミー・ジョン手術をしたとしても、ハーパー(フィリーズ)は昨年11月23日に同手術を受けて、5月2日にDHで出場した」と、来季の打者としての出場に問題がないことを強調した。
今季は豊富な資金力を武器に、大型補強を敢行したメッツだが、勢いに乗れず借金生活が続いてプレーオフ進出は絶望的。夏のトレード期限間際にはバーランダーをアストロズ、シャーザーをレンジャーズに放出し、チーム再建へと舵を切った。
大谷獲得については「大きな問題は、大谷が西海岸のチームに残りたいという予想が多い。もし日本のスーパースター(大谷)がその気になれば、例え大谷が24年に投げられないとしても、コーエンオーナーが最大級のオファーを出すだろう。大谷がニューヨークに来ると言ったら彼ら(メッツ)の考えも変わるだろう」と分析。大谷を獲得できた場合には、数年後の頂点を目指す方針から転換し、資金力を生かして再び大型補強をする可能性すら示唆した。
メッツは今季から千賀が所属。大谷と千賀が先発の2本柱になる可能性もある。大谷の来季以降の契約を巡っては、メジャーリーグ史上最高額となる700億円とも800億円とも言われる超ハイレベルな契約での争奪戦となることが予想されている。