【ボートレース】山口剛が3コースからまくり差し 10度目のG1優勝を飾る~桐生G1開設67周年記念

スポーツ報知
10度目のG1優勝を飾り、表彰セレモニーで記念メダルの盾を持つ山口剛

 ボートレース桐生の「開設67周年記念G1赤城雷神杯」の優勝戦は18日、準優勝戦を突破した6選手によって最終日の第12Rで行われた。3号艇の山口剛(41)=広島支部、91期=が3コースからまくり差しで勝利。G110度目、通算52度目、桐生では初の優勝となった。

2着は青木玄太、3着には峰竜太が入った。

 山口がG1復帰戦Vを飾った。優勝戦の進入は枠なりの3対3で、3コースからコンマ08のスタート。イン青木が先まいに持ち込んだが、2コースの藤原を包み込んでまくり差し、バックで青木をしっかりと捕らえた。「めちゃくちゃうれしい。作戦としてはまくり差し一本で考えていた。いいターンができるようにペラ調整しました。イメージはしていたので、あとは自分がズレることなく動けるかでしたが、そこに関しては100点のターンができました。そんなに慌てることなく2Mを先取れた」。その後は後続を突き放し、1着でゴールするとガッツポーズも飛び出した。

 昨年12月の大村SGグランプリには賞金ランク2位で出場したが、トライアル2nd初戦でフライング。SG、G1から除外され、今年序盤は一般戦を転戦していた。「ペナルティー期間中はスタートを鍛えられた。まだレース勘は鈍っていますが(笑い)、去年よりもスタートは進化しています。まずはチャレンジカップに行かないと。最後にはい上がれるところを見せたいし、自分にその力があると信じている」。SG復帰戦となった前節の福岡メモリアルは準優6着に敗れたが、今回は鋭いスタート連発で予選3位。準優はインから峰竜太と毒島誠を抑えて勝利を収めた。最後にVという結果で「ここからグレードレースでも十分通用すると思っている」と力強く話した。

 G1優勝は昨年6月のとこなめ69周年以来で通算10度目。優勝賞金1100万円が加算され、今年の賞金ランク23位となった。「ここからは全部取るぐらいの気持ちでいかないと間に合わない。強い気持ちで走れている」。グランプリの舞台を見据えて、賞金レース終盤戦を急加速で走り抜く。(佐々木 伸)

     

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