なでしこ石川璃音、パリ五輪メンバーに「入りたい」…W杯を振り返りビルドアップも「学びながら今回頑張りたい」

スポーツ報知
アルゼンチン女子代表戦に向けた合宿初日、笑顔で練習するなでしこジャパンの石川璃音(カメラ・田中孝憲)

 今夏のサッカー女子W杯で8強入りした「なでしこジャパン」が18日、大会後初戦となる国際親善試合・アルゼンチン戦(23日・ミクスタ)に向け、北九州市内で始動した。この日は国内組とMF長谷川唯(26)=マンチェスターC=の12人が約40分ほどトレーニングを行った。

 W杯初戦のザンビア戦に20歳で先発して完封発進に貢献したDF石川璃音(三菱重工浦和)が、パリ五輪代表入りを目標に掲げた。W杯のメンバーは23人だったが、五輪はこれまで18人か19人と狭き門。まずは予選突破が重要だが「やっぱり入りたいというのはあります。あとは自分の取り組みを見て、監督が選んでくれるだけだと思う。選ばれる、選ばれないというより、選ばれてどんなプレーをするかだけを考えて、取り組みたいなと思います」と誓った。

 ニュージーランドから帰国後は、W杯の試合を映像で見直したという。「(ザンビアの)B・バンダ選手を抑えようと思って試合に臨んだので、その部分では初めから強く相手に行けたというのは良かった」と世界舞台で確かな手応えをつかんだ様子だった。

 一方で「課題であるビルドアップという部分では、少し目立ったミスがあったなと思います」と振り返る。「代表でも身近にビルドアップの上手な先輩もいるので、そういうのを学びながら今回、頑張りたいと思います」と貪欲に吸収する姿勢を見せた。

 まだ20歳の将来が楽しみなDFはアルゼンチン戦に向けて「(W杯が)終わってから取り組んでいたことを出せるようにしたい。自分の強みである守備のところでは強くいく。自分のところで止められたら、(チームは)すごく楽になると思う。そういうところは見せていきたい」と短期間で成長した姿を見せるつもりだ。

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