【ＤｅＮＡ】牧秀悟「ハマスタでＣＳを戦うために一戦必勝」２４年ぶり甲子園５連勝で、さあ鯉退治

◆ＪＥＲＡ　セ・リーグ　阪神２―３ＤｅＮＡ＝延長１０回＝（１８日・甲子園）

　右翼線に打球が弾み、ＤｅＮＡ・牧秀悟内野手（２５）は勢いよく三塁へ走り込んだ。１―１の延長１０回２死一、二塁で阪神・石井の１４９キロ直球を弾き返す決勝の２点適時三塁打。「チャンスだったので何とかしたかった。勝てて良かった」。虎に２連勝し、９９年以来２４年ぶりの甲子園５連勝を収め、ハマの主砲が声を弾ませた。

　６回には２死二塁から先制の中前適時打を放つなど、この日は３安打３打点。２位の巨人・岡本和に７点差をつける自身初の１００打点の大台に乗せた。１５６安打もリーグトップでチームをけん引する。

　クライマックスシリーズ（ＣＳ）進出争いでは、サヨナラ勝ちの４位巨人とは２・５差をキープし、２位・広島には２ゲーム差に迫った。２０日はマツダスタジアムに乗り込みカープと直接対決。「残り少ない試合を一戦も落とせない。ハマスタでＣＳを戦うために一戦必勝です」。若きチームリーダーが鯉退治に気合を入れ直した。（宮田　和紀）

　【記録メモ】入団３年目の牧（Ｄ）が１００打点に到達。外国人を除き３年目以内にシーズン１００打点を記録した打者は（四角数字は年数）

年度　打者　＝所属　打点

４９（１）大岡虎雄＝大映１１１

〃（２）別当　薫＝阪神１２６

〃（３）飯田徳治＝南海１０１

５０（２）大岡虎雄＝松竹１０９

〃（３）別当　薫＝毎日１０５

７１（２）門田博光＝南海１２０

８３（３）原　辰徳＝巨人１０３

２３（３）牧　秀悟＝ＤｅＮＡ１００

　８３年の原以来、４０年ぶり６人目（８度目）。