◆秋季高校野球宮城県大会▽2回戦 仙台城南2―1角田(18日・仙台市民)
仙台城南のエース・小塚光貴(2年)が角田打線を3安打12奪三振1失点に抑え、初戦突破に貢献した。「スライダーもいつもよりキレていたし、ストレートも伸びていた。全体的に良かった」と胸を張った。
地区予選の最中、角晃司監督から助言を受け、ひじの位置を下げて横手投げへ転向。「感覚的によくなった」と、制球力や変化球のキレも増したと感じたという。12個の三振を奪ったが「そんなにたくさん三振を取るタイプではない。変化球(のキレ)が良かったからだと思う」と振り返った。
チームは今夏、宮城大会準V。小塚は2年生ながら仙台育英との決勝に先発も、5回を9安打9失点と打ち込まれた。その経験から「逆球が多かったのでコースにしっかり投げられるようにした」と制球力向上を意識。投球フォーム変更によりスケールアップした。聖和学園との準々決勝(20日)へ、小塚は「自分がどこまで抑えられるかにかかってくる」。その右腕が勝敗のかぎを握る。