◆第39回共同通信社杯(G2)最終日(18日、青森競輪場)
優勝賞金2790万円(副賞含む)をかけた決勝戦が18日、第11R(16時35分)で争われる。S級S班が新山響平だけというフレッシュな顔ぶれになった。シリーズを通して抜群の安定感とスピードを誇る嘉永泰斗が混戦をまくってG2初制覇を決めるとみたが、地元で負けられない戦いの新山、3人で連係する中四国勢や三谷竜生、深谷知広も差はなく激戦は必至だ。
新山にとっては、地元ファンの大声援も後押しに。「準決勝」12Rは前受けから突っ張って主導権を渡さずペース駆け。佐々木豪の急襲には屈したが、際どい2着に逃げ粘った。それでも「いい形になったし、あの距離なら逃げ切らないといけない。強弱を付けられなかった」と、番手の成田和を連れ込めなかったこともあり、表情は渋め。決勝は単騎になったが「ラインのおかげで勝ち上がれたが、仕上がりに関しては全く不安はない」ときっぱり。唯一のS班として、プライドと力を誇示する。