◆バレーボール女子 ▽パリ五輪予選兼W杯 B組 日本3―0アルゼンチン(17日・東京・国立代々木競技場)
24年パリ五輪の出場権を懸けた予選で、世界ランク8位の日本は、同18位のアルゼンチンを25―18、25―18、25―23のストレートで下し、開幕2連勝とした。
第1セット、関菜々巳(東レ)のサーブポイント、井上愛里沙(日本協会)の連続得点と序盤から好調な立ち上がりを見せると、一度も追いつかれることなく、25―18で先取。第2セットは序盤接戦が続くも、10―8から3連続得点で流れをつかみ、25―18と奪った。第3セットは、リードを許す場面もあったが、最後は古賀紗理那(NEC)が得点し、粘ってものにした。
井上はチーム最多17得点。第1セットから7得点とチームを序盤からけん引し「(古賀)紗理那があまり決まってなく、自分がカバーして、自分が前衛にいるときはなるべく点を取ろうと思った」と次々と強烈なスパイクを相手コートにたたきこんだ。大接戦となった第3セットも6得点。苦しい場面で得点を奪い「私に(トスを)あげてほしいと思ってやっていた」と頼もしかった。
真鍋政義監督も、この日の井上の活躍を称賛。「スパイクが良かった。被ブロックもおそらくゼロ。素晴らしいと思います」。今後のさらなる期待も込めて「もう少し言うと、サーブもディフェンスもブロックも頑張って欲しいなと思いあるんですけど」と笑って答えた。