◆J1第27節 横浜FC1―2柏(17日・ニッパツ三ツ沢球技場)
17位・横浜FCはホームで16位・柏に敗れ、勝ち点22のままとなった。前夜に勝利した最下位・湘南に勝ち点差1に迫られた。次節はアウェーで新潟と対戦する。
2失点目が響いた。PKで1点先制された5分後の前半38分だった。自陣でボールを回しで、DFマテウスモラエスのGKへの横パスが短く、MF山田雄士にボールを奪われた。そしてU―22日本代表FW細谷真大に落ち着いて決められ0―2とされた。
横浜FCは後半42分、MF三田啓貴のFKの跳ね返りをFWマルセロヒアンが決めて1点差に迫ったが、あと1点及ばず。残留争いの大一番で勝ち点を伸ばせなかった。
先発出場したFW伊藤翔は「前半はシンプルに相手の方が良かった。こちらは動けていなかった」と振り返り「風下だったので、ボールが飛ばなくて攻めづらいということで若干、受けに回ってしまったところがある。その結果、ラインが下がる。事故が起きる。失点する。相手が元気になる。こっちが悪循環に入っていくと、悪いところが全部出た前半だった」と話した。
残り7試合で、湘南との勝ち点差は1。第33節に直接対決を残しており、J1残留の行方は最後まで分からない。三田は「J1の舞台で相手と対等に戦えるようになってきた。今日は大事な試合だったけれど、次も大事な試合。サポーターも最後に声援を送ってくれた。チームの雰囲気も良くなってきているし、勝ち、引き分けと来て今日は負けましたけれど、勝ち点は取れてきている。ここで崩れずに、次勝ち点を取れたらいいなと思います」と雪辱を誓っていた。