◆バレーボール女子 ▽パリ五輪予選兼W杯 B組 日本3ー0アルゼンチン(17日・東京・国立代々木競技場)
24年パリ五輪の出場権を懸けた予選で、世界ランク8位の日本は、同18位のアルゼンチンを25―18、25―18、25―23のストレートで下し、開幕2連勝を飾った。対アルゼンチン戦は13戦全勝とした。
ミドルブロッカーで先発した宮部藍梨(姫路)が、多彩な攻撃で貢献した。スパイクで8点、ブロックで3点、サーブで2点をマークし、最多17点の井上愛里沙(日本協会)に次ぐ13点を稼いだ。以前は本職だったサイドからスパイクを打ち抜く場面もあり「最近はミドルで練習していたので、サイドに開いて決めるのは気持ちいいなと思って打っていました。しっかり練習してきたことが、点数となってゲームにあらわれているのは、今後の試合にも自信になる。次の試合もこういうプレーを出していきたい」と胸を張った。
初戦のペルー戦(16日)で両チーム最多14得点を決めた古賀紗理那主将が徹底マークされ、この日は9得点。エースが苦しんでも、チームの総合力で高さを誇るアルゼンチンを上回った。宮部は「一戦一戦、勝ちを積み重ねることが大事」と、今大会上位2チームだけが得られる24年パリ五輪切符を見据えていた。