【青木瀬令奈のメイキングゴルフ〈2〉】肩甲骨の柔軟が正しいスイングへの第一歩 簡単ストレッチ紹介

スポーツ報知
クラブを両手に持ち両腕をダラリと下げる青木瀬令奈プロ

 今回は正しいスイングをつくるための準備として、練習場やスタート前、または家でも簡単にできるストレッチを紹介します。

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 ゴルフは腕を振るスポーツ。なかでも肩甲骨が硬いと、体をうまく回転させることができないばかりか、ケガの原因にもなります。

 私は練習場やスタート前にクラブを使って簡単ストレッチを行っています。まずはクラブを両手に持って、両腕をダラリとさせて下を向いてください。次に腕をねじりながら上下に動かします。肩甲骨がジワリと動いていくのが分かります。詰まりがひどい時は「ゴリッ」と音がするときもあります。これを約5分間してみてください。肩甲骨がほぐれ、朝イチからいいショットが打てる状態になります。

 また家の中やクラブが手元にない時は、「ジェリーエキスパンダー」などのゴム製のストレッチ器具を使ってみると良いでしょう。器具を両手でつかみ、前後、左右、上下に回旋させるだけでOK。ゴムにはほどよいテンションがあるので、肩甲骨や脇腹の柔軟性が自然とアップします。しかも寝起きで肩甲骨が硬直している時や、仕事で肩甲骨が疲れたと感じた時でも、簡単にストレッチができるので便利です。

 肩甲骨の柔軟性が正しいスイングへの第一歩。みなさんぜひ取り入れてみてください。9月26日配信次回はゴルフの正しい姿勢のつくり方です。

 ◆青木 瀬令奈(あおき・せれな)1993年2月8日、群馬・前橋市生まれ。30歳。7歳からゴルフを始め、前橋商を経て2011年にプロ転向。15年から大西翔太氏がコーチ兼キャディーとなり飛距離アップに成功。17年のヨネックスレディスでツアー初優勝。今季は「Tポイント×ENEOS」で優勝し、ツアー4勝目を挙げた。リシャール・ミル所属。153センチ。

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