◆JERAセ・リーグ 中日0―3広島(17日・バンテリンドーム)
広島の田村俊介外野手が、2―0の9回1死一、三塁で迎えた打席で左手小指付近に投球を受けて途中交代するアクシデントがあった。中日左腕・斎藤の内角球に対し、のけぞるような姿勢となったところに投球が直撃した。痛みでうずくまってもん絶。そのままベンチに退き、病院に直行した。
1軍昇格してプロ初スタメンに名を連ねた9月12日のヤクルト戦(神宮)でプロ初安打をマークした高卒2年目の20歳。この日も2回2死無走者からの打席で6試合連続安打となる右翼へ二塁打を放っていた。1軍昇格後は6試合で18打数8安打、打率4割4分4厘とアピールを続けていた。球団トレーナーは「病院にいきました。ボールとバットの間に(左手小指が)挟まった感じ。ボールのあとがくっきりついていた」と説明。新井監督も「心配です」と表情を曇らせた。
田村への投球は死球ではなく、スイングと判定された。2ボール2ストライクから代打で打席に立った末包が1球ファウルした後、左前適時打で貴重な3点目を奪った。