◆JERA セ・リーグ 中日0―3広島(17日・バンテリンドーム)
中日が今季23度目の完封負け(24度目の無得点試合)を喫し、借金は今季最多タイの29に逆戻りした。元監督の杉下茂氏の追悼試合で喪章を着用して臨んだが、打線はまたも沈黙。8回2失点の柳を見殺しにした。以下は立浪和義監督の一問一答。
―柳が好投したが。
「後半戦…今年ずっと柳の時に援護がない。打者陣も点を取ろうと思ってやっているが…。序盤、九里投手は球の走りも制球も決して良くなかった。だが右打者も左打者も引っ張りにいって凡打になった。打てないなら打てないなりに何とか意識していかないと。(4回1死一、二塁の石川昂の三ゴロ併殺打など)チャンスでシュートに手を出したりもある。ここずっと(貧打が)続いている。変えていかないと」
―3回に円陣。
「打撃投手が(ナインを)集めていろいろと。(投手の)傾向とか試合前にデータが出るが、それの徹底をしたんですが、同じようなやられ方をしました」
―併殺を4つ喫した。
「(九里は)両サイドを揺さぶりながらフォークも交える投手。フルカウントになることも結構あり、最後の球の見極めというところも課題。課題がたくさん出た試合です」
―4つ目の併殺は8回1死一、二塁で大島の一直の際、二塁走者・ブライトが飛び出して喫した。
「あのケースで一番やってはいけないのが走者の飛び出し。一番やってはいけないことをやってしまった。安心してこっちが送り出せる選手になってくれないと」
―斎藤が今季、日本ハムも含めて30試合登板。
「ずっと頑張ってくれている。疲れとかあると思うが、頑張ってくれていると思う」
―杉下さんの追悼試合。
「みっともない試合をしてしまいました」