◆バスケットボール◇第11回東北カップ 第1日(16日・宝来屋郡山総合体育館)▽1回戦 仙台89ERS77-70山形ワイヴァンズ
東北のB1、B2所属6チームが参加して開幕。仙台89ERSは山形ワイヴァンズを77―70で下し、17日の準決勝(対福島ファイヤーボンズ)に進出した。青森ワッツ―岩手ビッグブルズは岩手が選手の体調不良により出場辞退し、青森の不戦勝となった。
仙台89ERSは、新加入でウクライナ出身のPFヴォーディミル・ゲルンが存在感を見せた。208センチの長身を生かしてゴール下を支配し、豪快なダンクを決めるなど20分59秒の出場で8得点10リバウンド。今季初戦を制したが「もっと良くなるポイントがあった。もっと貢献できるので、試合の映像を見返して学びたい」と貪欲な姿勢を示した。
チームは17点リードで迎えた第4クオーターに失点を重ね、最終的には7点差まで迫られた。藤田弘輝ヘッドコーチは「最後はガス欠」と振り返り、ゲルンも「シュートを打つべき時に打っていない。ハードにやりながらも視野を広げていくことが必要」と改善点を挙げた。10月7日の開幕戦(対A東京)まで3週間。18日まで続く貴重な実戦でレベルアップを図る。