◆フィギュアスケート ▽ジュニア・グランプリ(GP)シリーズ第4戦 日本大会 最終日(16日、大阪・関空アイスアリーナ)
女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)首位の島田麻央(木下アカデミー)は、140・08点、合計213・86点で優勝した。
祈りをテーマにした「Benedictus」を演じ、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)はGOE(出来栄え点)1・37点を引き出す質の高さで成功。次の4回転トウループは転倒したが、その後はミスを引きずることなく、しっかり切り替え、3回転フリップ―3回転トウループ―2回転トウループなどジャンプを次々と決めた。武器のスピンも最高のレベル4をそろえた。
「日本(開催)なので絶対優勝したい」と語っていた宣言通りの大会制覇。試合後は「フリーは決して良かったわけではないんですけど、大きなミスを一つで抑えられたのは、練習の成果が出て良かったです」と振り返った。
トリプルアクセル&4回転トウループの大技同時成功のチャレンジは惜しくもそろえることができなかったが、今後も挑戦は続けていく。「浅田真央さんがトリプルアクセルに挑戦し続けている姿に憧れて、力をもらってきたので、自分も挑戦する姿を見せていきたい」と力強く話した。
SP2位の高木謠(東京女子学院)は、124・73点、合計188・15点で2位だった。いずれも自己ベストを更新した。
SP3位の櫛田育良(木下アカデミー)は113・30点、合計176・09点で4位だった。