◆東京六大学野球秋季リーグ第2週第1日▽早大6―0東大(16日・神宮)
早大の5番打者・吉納翼外野手(3年=東邦)の2打席連続の2ランなどで東大を圧倒し、チーム開幕戦を白星で飾った。
両チーム無得点で迎えた4回1死二塁、東大の先発・松岡由機投手(4年=駒場東邦)が投じた2球目のカットボールを振り抜いた。バックスクリーン右に飛び込む先制2ラン。続く6回1死二塁の第3打席では同じく松岡の真ん中に入ってきた直球を見逃さなかった。バックスクリーンに突き刺さる特大の2打席連続2ランで勝利を大きく引き寄せた。
「公式戦では初めて」という2打席連続弾に小宮山悟監督(58)も「モノが違う」と絶賛。吉納は「ブレずに、自分がやってきたことを信じて打席に立てたので良かった」と振り返った。前日の15日は小宮山監督の誕生日ということもあり「自分のバットで(白星を)プレゼントできてうれしい。明日勝って勝ち点という最高のプレゼントをあげたい」と笑顔を見せた。