大仁田厚、ミル・マスアツシとして18年ぶりライブ…「やさしくなりたい」など9曲熱唱「いくつになっても夢を!」

スポーツ報知
18年ぶりのライブで熱唱する大仁田厚の化身・ミル・マスアツシ(カメラ・中村健吾)

 「邪道」大仁田厚(65)の化身「ミル・マスアツシ」が16日、東京・両国のライブハウス「SUNRIZE」で開催された謎の覆面4人組・MASKMANZ(マスクマンズ)の「初ライブ☆両国場所」に登場。大仁田の持ち歌など9曲を熱唱した。

 大仁田主宰のFMWEから誕生したマスクマンズ4人組。プロレスのマスクマンにちなみ、観客、スタッフ全員、マスク着用となったこの日のライブで大仁田と声も体型もそっくりの「ミル・マスアツシ」が登場。真っ赤なマスク姿で登場するやいなや大仁田が過去にリリースした「ガンガンガンバレ~青春爆破~」を熱唱。“本家”ばりにペットボトルの水を巻き散らし、観客も会場も冒頭から水浸しにした。

 さらに大仁田の試合の際に使用する斉藤和義の「やさしくなりたい」、歌手・大仁田の持ち歌「どんでん返しビリビリポー!」、「愛しちゃってGOMEN」などアンコールを含め9曲を熱唱。約2時間のライブの最後は「1、2、3、ファイヤー! ありがとよ!」で締めくくり、もはや正体は明らかな一幕もあった。

 一方で大仁田本人はライブに先駆けたトークショーに登場。「ライブやっても、プロレスみたいにチケットは売れない。音楽のファンはプロレスにも行くけど、プロレスファンはライブには行かないんだよ」とこぼしながらも「プロレスも音楽も、いくつになっても夢を追いかけることは必要だよ。目標がないとね。俺も7回引退して詐欺とか言われるけど、プロレスという自分の原点を忘れちゃダメ。原点を忘れたら、つまらない人生だよ。俺はプロレスを諦めないよ」と、しみじみ話した。

 この日のライブでは「大仁田厚はあくまでも俺の友だち。俺はミル・マスアツシだから!」と言い張り続けたが、その“設定”を一旦置くと、「歌手・大仁田厚」としてのライブ出演は2005年の大仁田バンドとしてのライブ出演以来18年ぶりとなった。

 大仁田は17日には広島に移動して、FBWファイヤープロレスのミズノフットサルプラザ広島大会に参戦。メインイベントの「流星ロケット爆破&棺桶爆破&爆破バット・トリプル電流爆破デスマッチ」で雷神矢口、岡田剛史と組んで、ミスター・ポーゴ、宮本裕向、デビルマジシャン組と対戦する。

 18日には名古屋入りし、DDTプロレス名古屋国際会議場大会でヨシ・タツと組み、秋山準、鈴木鼓太郎組の挑戦を受けるアジアタッグ王座V6戦の電流爆破デスマッチに臨む強行軍となっている。(中村 健吾)

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