【小野瀬みらい みらい探検隊】ワカサギ釣り解禁!山中湖・なぎさで満喫!

スポーツ報知
良型のワカサギを4尾掛けで上げ笑顔の未來ちゃん(なぎさで)

 釣りガールの小野瀬みらいが、山梨県山中湖で9月1日から解禁したワカサギを狙った。山中湖の報知指定・なぎさのソーラードーム船に乗り込んで平野へ。開始直後は入れ食いになる時間帯もあり、4尾掛けで上がってくることも。今季はシーズン当初から7~8センチ級の良型が多く、ワカサギとは思えないような強い引きを楽しんだ。山中湖のワカサギは来年6月30日までロングランで楽しめる。

ドーム船で快適 

 約1年ぶりのワカサギ釣り。150尾は釣りたいなぁ。出船すると雪化粧をしていない富士山が見えてきました。なにか新鮮! しかし「富士山はきれいだなぁ」と見とれている暇はありませんでした。釣り始めてすぐにアタリが出始めたんです。それもいつものピクピクというかわいらしいものではなく、これでもかというぐらいに竿先が激しく揺れます。

 え? ワカサギが掛かったんじゃないの? 別の魚が釣れたの? 疑心暗鬼になりながらリールを巻いていくと、釣れたのは8センチ級の良型ワカサギ。開幕直後の9月に釣れるサイズではありません。釣れたのは1尾でしたが、このサイズならあの強い引きにも納得です。その後も7~8センチ級が次々に食ってきます。3尾掛け、4尾掛けになるとグイグイと引き込んできて、楽しい~。

 いつもなら餌の紅サシはハリにつけてから半分に切るのですが、今回は事前に釣れるワカサギが大きいと聞いていたので、紅サシを1尾まるごとつけてみましたが、それでも食ってきます。山中湖のワカサギは貪欲です。

飽きずに続ける 

 釣り開始から2時間ほどは好調に釣れていましたが、午前10時近くになると、食いはピタリと止まってしまいました。開始直後はよく釣れるので、「ゴールデンタイム」という人もいますが、そのお楽しみ時間も終わってしまいました。その後も時々、大きな群れが回ってくるのですが、あっという間に船の下を通り過ぎていきます。「あなたたちはキハダか」と突っ込みたくなるぐらいのスピードです。それでも常連さんは誘いの手を止めず、1尾掛けながらもポツポツ上げています。飽きずに釣り続けるのが重要なんですね。

逆に遊ばれた!? 

 私も見習って餌をこまめに替え、誘い続けていると時折ですが釣れました。どうやら釣れる群れと釣れない群れがあるみたい。これはほかの釣りでも経験したこともあります。どの魚も一緒なんだ。そこで群れが通り過ぎる時に少し竿先が揺れたら、合わせてみました。すると、ピクピクと竿先が引き込まれます。やったと思いながら上げてみると、ワカサギの姿はありません。バレた~。ワカサギと遊ぼうと山中湖に来たんですが、逆に遊ばれている感じです。

 結局、目標の数には届きませんでしたが、ドーム船でのワカサギ釣りはのんびり楽しめて最高です。近くの人とおしゃべりしながら釣っていると、あっという間に時間がたってしまいます。こんな釣りはドーム船ならではなのかもしれません。シーズンは始まったばかり、皆さんもワカサギと遊びませんか?(タレント)

2月から5月に2億5000万粒放流 

 山中湖のワカサギの歴史は100年以上ある。1919年に東京帝国大学の雨宮育作教授が、山中湖に卵を持ち込んだことから始まる。現在では山中湖漁協組が毎年、放流している。今年は2月から5月にかけて北海道網走湖産を主体に青森県十和田湖産を加え、合わせて約2億5000万粒の稚魚を放流した。

【釣り方】 

 山中湖は水深が浅いので5~7本バリの仕掛けを使う。オモリは1.5~3号。「今は7~8センチ級の大きめサイズが主体なので、重めのオモリを勧めています。軽いオモリでは魚が暴れるとオマツリしてしまいます」となぎさのスタッフ、尾崎渚さん。餌は紅サシ。これをハリにつけて半分に切る。切り口から体液が出て、これがコマセの役割となってワカサギを誘う。

 すべてのハリに餌をつけたら、仕掛けが絡まっていないか確認して、底まで下ろす。オモリが着底したら、10センチほど浮かせる。「ワカサギは底近くを回遊しますが、オモリを少し浮かした状態にすると、竿の曲がりも常に一定なので、アタリが取りやすくなります」と尾崎さん。

 誘い方は電動リールを持って、竿先を2~3回上下させてから止める。アタリは竿先を止めた時に出ることが多いので、動きを止めたら竿先に注意しよう。アタリは竿先がピクピクと小さく上下することが多い。ただ、今シーズンは良型が多いので道糸を緩ませる食い上げも多い。ワカサギが食い上げるとオマツリすることがあるので注意が必要だ。竿先に少しでも変化があったらリールを持ち上げて合わせてみよう。

 ◆めも 

 ワカサギ釣りの近況、問い合わせは山中湖なぎさ(TEL0555・62・2121、ホームページはQRコード参照)。ソーラードーム船は、新型コロナ対策として午前7時出船、午後2時終了となっている。乗船料金は4400円。要予約。ドーム船は風向きなどによって出船場所が変わるので、要問い合わせ。貸しボート(手こぎ)は1~2人乗り2500円、3人乗り3500円。遊漁料は前売り600円(中学生、女性300円、小学生以下無料)。電動リールの貸し出しあり。仕掛け、赤虫、紅サシ餌常備。駐車場完備。

 芦ノ湖AFCおおば(TEL080・8123・4835)でもワカサギが釣れる。

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