第100回箱根駅伝予選会(10月14日)の試走会が16日、東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地と国営昭和記念公園で行われ、2年ぶり2度目の本戦出場を目指す駿河台大は、立川駐屯地の滑走路でハーフマラソン(21・0975キロ)のレースを想定した5キロ走を行った。予選会はハーフマラソンを全選手が一斉スタートし、上位10人の合計タイムで争う。100回記念の今大会は例年より3校増の上位13校が本戦の出場権を獲得できる。駿河台大の徳本一善監督は「主力に何人か故障者が出て状況は厳しい。チーム全員の力を合わせて増枠分11~13位でもいいから本戦出場権を勝ち取りたい」と表情を引き締めて話した。
駿河台大は2年前の第98回箱根駅伝の予選会で8位通過し、初出場を果たした。本戦では19位に終わったが、法大時代に箱根路を沸かせた徳本監督、埼玉県の中学校体育教師を休職して駿河台大心理学部に編入して夢を追いかけた31歳(当時)の今井隆生らの奮闘は大きな話題となった。しかし、昨年の予選会は19位と大敗し、2年連続出場を逃した。「今のチームで予選会の経験者は1人しかいない。苦しい戦いになるが、これからの調子を引き上げて13位以内を狙います」と徳本監督は言葉に力を込めて語った。
予選会まで、あと4週間に迫った。
◇第100回箱根駅伝予選会開催要項
▽日時、コース 10月14日午前9時35分、東京・立川市陸上自衛隊立川駐屯地をスタート。立川市街地を回り、国営昭和記念公園にゴールする公認コースのハーフマラソン(21・0975キロ)。
▽競技方法 全選手が一斉スタート。各校、10~14人の登録選手の中から10~12人が出場し、上位10人の合計タイムで争う。留学生は登録2人以内、出場1人以内。上位13校が本戦の出場権を獲得する。
▽出場資格 日本学生陸上競技連合男子登録者で22年1月1日~23年10月1日の有効期間内に1万メートル34分以内の公認記録を有すること。
▽関東学生連合 今大会では編成されない。