◆JERAセ・リーグ 広島6―5阪神(15日・マツダスタジアム)
阪神がシーソーゲームの末に1点差で競り負けて、9月初黒星で連勝が「11」で止まった。ドラフト2位ルーキーの門別が、3回から2番手でプロデビュー。3回6安打3失点ながら勝利投手の権利を持ってリリーフ陣に託したが、逆転を許してプロ初勝利はおあずけとなった。
以下は岡田彰布監督の試合後の主な一問一答。
―(前夜は優勝による取材対応が続き)あまり寝てない選手もいると思うが、(11安打した)打線は活発だった
「いやあ、別にそんなん関係ないやろう。まあ、いや、今日は中継ぎちょっと見極めもな。そういうゲームみたいなもんやったけど。うーん。まあ、これからな。クライマックスとか、そういうので。見極めていかな、あかんからな」
―そういう意味では失点してしまった
「浜地はあんまり良くないな。なんか肩の方もあんまり良くないみたいやな。抹消すると思うけど。やっぱり、ボールもいってないもんな」
―門別は初登板
「そうやん。いや、勝ち投手、いったなあと思うたんよ。3イニングな、0点に抑えたらと思うとったんやけど。まあ、しゃあないわな」
―いい投げっぷり
「そうやなあ。最初ちょっと、スリーワンから真っすぐをまともに打たれたり。もうちょっとリードを考えたら、抑えとるよ。まともにいきすぎやな。全部、変化球でええわけやからな、決まりごとやないんやから。1人のバッターに、絶対に真っすぐを投げなあかんとか、そんなんないわけやから。ビックリしたわ。お前、小園に真っすぐいくから。おい、言うたよ。変化球を投げといたらな。そうやろ? こっちがビックリしたよ。真っすぐで」
―坂本を休ませた
「そんなんもう、別に使う必要ないやろ。明日は大竹やから使うけど」
―野手の主力はゲームに出続けた
「中野のヒット(最多安打争い)とかあるからな。近本は一回休んでるし、もう別になあ。近本も、どっちでもいいですよって言うとったから(笑い)」
―優勝翌日も、いつも通り
「いや、いつも通りやったよな。こっちはピッチャーの使い方が全然、違っただけであって。まあちょっとな、最後試してみたんやけどなあ。(9回1死一、三塁の攻撃で二盗を仕掛けて)どこ投げるかな、一、三塁でな。初めてちょっと、あの場面でな。どこ投げるかな思たら、セカンド投げたなあ。これは、大収穫やな。延長なったら、ピッチャー使わなあかんかったからな。勝ちか負けるかで、どっちかで勝負せないかんかったな。二、三塁でな」
―そういうことも含めて今後の試合は
「そら、ちょっと試してみることもあるしな。(CSで)当たるチームはな。一、三塁で初めて走ったからな」
―大山、佐藤輝は使う
「そら、もうずっと出す」
―島本を抹消した
「ちょっと休ませるよ。10日ほど」
―小野寺がいいアピールを
「小野寺にはちょっと悪かったけどな、最後の(9回1死一、三塁から二盗を仕掛けて盗塁死)。一、三塁やったら打っとるかもわからんけど、得意の一、二塁間に。まあ、ちょっとこっちもな、まあいろいろ事情があるから」
―ミーティングで何か言ったか
「いやいやもう、あれや。まだ、15試合あるからな。選手には記録とかある者は、それをどんどん狙ってええと言うたけどな」
―単純な消化試合にはしない
「そうそうそう。やっぱ、なんか目的というかな。でも今の感じなら、消化試合にはならんよ。まあ、今日はちょっとな、ピッチャーの方もな、どうなるか分からんかったから。予告先発やってらな、そういう感じでいかなしゃあないからな。予告先発と違ったら別に」