南相馬ボーイズ、部員11人で主力離脱も快進撃 メンタルトレ効果で力を発揮

スポーツ報知
4回を無失点に抑えた南相馬・林

◆第10回角田商事杯東北支部新人大会▽2回戦 南相馬ボーイズ7―0宮城県央富谷ボーイズ(10日、山形・きらやか銀行G)

 第10回角田商事杯東北支部新人大会が開幕し8強が決まった。南相馬ボーイズは部員11人で快進撃。初戦で喜多方ボーイズに勝利すると、2回戦で宮城県央富谷ボーイズをコールドで下した。上位4チームを含めた5チームが秋の東日本王者を決める第35回東日本選抜大会(10月7~9日、福島・ヨーク開成山スタジアムほか)に出場する。

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 部員11人と少人数で1番・センターでチームの軸である岡田を腰痛で欠くピンチも南相馬は打ち勝った。

初戦の喜多方戦ではエース・菅野が1失点完投で勝利し、2回戦ではコールド勝ちした。監督代行を務めた草野雄大コーチ(33)は「エンジンがかかるのが遅かった」と苦笑いも、4回に打者一巡の猛攻で6点を奪った。3年生が2人で下級生の時から経験を積んだ2年生が躍動した。

 9月初旬、チームとして初めてメンタルトレーナーの講習を受講。「予祝」といって事前に勝利をイメージして祝う取り組みを取り入れた。主将の高橋は「プラスの考えを持てるようになった」と開眼。先発の林は3回2死まで完全投球で4回を1安打無失点。「調子は良くも悪くもなかった」と淡々も「ヒットを打たれても引きずらなかった」とメンタル強化の効果を口にした。

 全員が複数ポジションに挑戦。投手、一塁、右翼をこなす林は「色々とできるので楽しい」と語る。部員が少ないハンデを楽しむ余裕もある。「ベスト4を目指しています」(高橋主将)。東日本選抜大会出場へ。イメージは明確だ。

 【南相馬・登録メンバー】※は主将

 ▽2年生 ※高橋辰弥、菅野優月、林創士、早川周冶、武山潤哉、西山陽翔、岡田蒼空、草野佑心、叶遼太

 ▽1年生 猪戸幸太、渡部葵空

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