◆東日本選抜大会群馬県支部予選▽準決勝 高崎ボーイズ6―1藤岡ボーイズ(9日・高崎市南部球場)▽決勝 高崎中央ボーイズ9―5高崎ボーイズ=延長9回=(10日・西毛総合運動公園野球場)
2年生以下の新チームで秋の東日本王者を決める第35回日本少年野球東日本選抜大会(10月7~9日、福島・ヨーク開成山スタジアムほか)の群馬県支部予選の決勝が行われた。高崎中央ボーイズと高崎ボーイズの近隣チームによる因縁のライバル対決は延長9回の激闘となった。3位・藤岡ボーイズを加えた3チームが本戦に出場する。
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王者を土俵際まで追い詰めた。勝利まであと1死から失策で同点に追いつかれ、延長で敗れた。七井隆監督(49)は「悔しいですね。勝ちパターンでした。最終的には、ここぞというところで守れないと…」と唇をかんだ。
自慢の打線で勝ち上がった。準決勝まで3戦連続で初回に先制。決勝でも3回に先制し主導権を握った。準決勝では長岡が3安打3打点の大暴れ。168センチながら、中学入学後20キロ増の87キロと、がっちりした体格から長打を放つ。「パワーではチームで負けません」と胸を張る。両親が撮影した写真、映像で自らの打撃フォームをチェック。すり足から左足を大きく上げてインパクトに大きな力を込めるように修正した。
エース・坂部は準決勝5回1失点(73球)と好投。翌日の決勝でも先発し球数制限の47球で3回で降板したが無失点に抑えた。最速は123キロ。「(高崎中央には)これまで負けているので、絶対倒したかった」と坂部。白星はならなかったが自信をつかんだ。
捕手の茂木は自ら立候補して主将を務める。指揮官は「私の分身で試合中もいろいろな指示を出してくれる。チームの中心です」と信頼を寄せる。東日本選抜大会はライバルとともに本戦に出場する。11月の春季全国大会予選での再戦でリベンジを果たす機運が高まっている。
【高崎・登録メンバー】※は主将
▽2年生 ※茂木一、高橋雄大、坂部恒太、伊藤大悟、岩崎叶我、荒谷遥佳、椎名銀二朗、井田貴大、森朝飛、吉田怜太、江原大翔、風間米、小林優太、中村稀嵐、福島慎平、齋藤圭太、長岡信樹、高田娃夢、島田晟史郎、高野天晴、中澤然、小林紘碧、山中琉暉 田村航甫、川和樹人