韓国の7人組グローバルグループ・ENHYPEN(エンハイプン)が14日、東京ドームでワールドツアー日本公演の最終公演を行った。東京、大阪の全4公演で計14万人を熱狂させた。
一夜限りのダブルアンコール。ENGENE(ファンの呼称)の大合唱に迎えられ、日本初のオリジナル曲「BLOSSOM」を披露した。思いを馳(は)せ、高ぶる感情。こらえきれず、一人、また一人と涙が頬を伝った。
歌唱後、肩を寄せ合って円陣を組み、互いをたたえ合った。「ありがとうございます」。それぞれがENGENEに感謝の言葉を述べ、顔をクシャクシャにして泣いたNI―KIは「一生、一緒にいましょう」と言葉を絞り出した。
20年6月放送の韓国・Mnet超大型プロジェクト「I―LAND」の最終メンバー。多国籍の7人で構成された。同11月に韓国でデビューし、21年7月に日本デビュー。デビューから2年10か月での東京ドーム単独公演は、K―POP男性グループの最速記録を更新した。
3時間超えの全26曲ステージは「Drunk―Dazed[Japanese Ver.]」で幕を開けた。日本公演だけの演出として「One and Only」でポケモンとコラボレーションし、8体のピカチュウが登場。JAYがギターソロで「TFW」、HEESEUNG(ヒスン)がピアノソロで「Just A Little Bit」を奏でた。
大歓声がこだまし続けた東京ドーム。リーダーのJUNGWON(ジョンウォン)は「ENGENEがいるから、ENHYPENがいられる。運命の赤い糸を、太くしっかりとしたものにできるようになりたい」と成長した姿で帰ってくることを約束した。