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【女子野球】マドンナジャパンがW杯31連勝、プエルトリコに逆転勝ち

スポーツ報知
4回1死満塁、村松珠希の同点2点適時打で生還、祝福に笑顔をみせる川端友紀(後方は楢岡美和)(カメラ・軍司 敦史)

◆第9回WBSC女子野球W杯1次ラウンドB組(13日、三次きんさいスタジアム)

 女子野球W杯の1次ラウンド(R)が13日、広島県三次市で開幕。7連覇を狙う侍ジャパン女子代表「マドンナジャパン」は初戦のプエルトリコに4―2で逆転勝ち。12年カナダ大会のキューバ戦から続くW杯の連勝記録を31に伸ばした。

 国内では14年W杯宮崎大会以来となった女子の国際大会で、マドンナジャパンが苦しみながらも王者の貫禄をみせた。先発の小野寺佳奈(巨人)は序盤、制球が定まらずに2回に2点を失う展開。一方、打線は相手投手を攻略できず3回まで無安打と我慢の試合が続いた。

 4回、1死から川端友紀(九州ハニーズ)にチーム初安打が出ると、セーフティーバントなどが続き満塁。ここで広島のクラブチーム・はつかいちサンブレイズに所属する村松珠希が「声援が聞こえたので、打ちたいと思った」とストレートを強振。同点の中前2点適時打を決めると、岩見香枝(西武ライオンズレディース)の逆転スクイズ、さらに出口彩香(同)の右適時打が続き一挙4点。小野寺もその後は安定し、終わってみれば12奪三振の3安打完投で、「初戦を任され、気持ちを入れすぎてばたばたしましたが、周りのベテランが『楽に』『いつも通り』と言ってくれたので、最後はリラックスできました。勝てて良かった」と笑顔をみせた。

 苦しかった序盤を「思ったより堅かった。ガチガチでしたね」と振り返った中島梨紗監督は、川端のヒットでチームに勢いがついたとして、「村松が広島のお客さんの前で決めたのは素晴らしい。小野寺も厳しいところを狙い過ぎたか崩れかけましたが、後半は持っているピッチングが出来た」と安堵。「応援の声も聞こえていましたし、村松の時は鳥肌が立ちました」と、自国開催の声援に感謝した。

 マドンナジャパンは08年松山大会から6大会連続で優勝しているが、18年米国大会以降は新型コロナの影響で行われていなかった。今回から開催間隔が2年から4年に変わり、決勝Rの前年に1次Rが行われる。このB組は6チームが総当たりし、上位2チームとすでに決まっているA組上位の米国、カナダとワイルドカードで選ばれた2チームが、来年カナダ・サンダーベイで行われる決勝Rを戦う。

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