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里見香奈女流王位就位式 副賞は熊の手「熊のように強くなりたい」

スポーツ報知
就位位式で副賞の木彫りの熊の手のブックエンドを手に笑顔の里見香奈女流王位(カメラ・瀬戸 花音)

 将棋の里見香奈女流王位(31)=白玲、清麗、女流王座、倉敷藤花=が12日、東京都千代田区の日比谷松本楼で行われた第34期女流王位就位式に出席した。

 副賞で北海道のアイヌ伝統工芸作家・貝澤徹さんによる木彫りの「熊の手ブックエンド」を贈呈された里見は、「私は結構田舎にいるので熊の剥製は見たことあったんですが、(ブックエンドも)本当にリアルだなと。強いものに憧れがあるので、かっこいいなと思いました」と笑顔。謝辞では「熊のように強くなれるように頑張りたい」と朗らかに話した。

 里見は今年4~6月に行われた五番勝負で挑戦者の伊藤沙恵女流四段相手に3勝1敗で防衛し、5連覇を果たした。「今期は黒星スタートとなってしまいましたが、2局目以降は勝敗に執着することなく盤上に集中できたのがいい結果につながったのかなと思っています」と振り返った。

 また、自身について「30代に入り、今までとは見え方や感じ方も少しずつ変わって来ました」と触れ、「一年一年感じ方がより大きく変わるように生活できたら」と語った。

 現在、西山朋佳女流名人を挑戦者に迎え、白玲戦七番勝負に臨んでいる里見。「女流王位戦が開幕してからはいいペースで対局がついているので、自分のコンディションを整えて対局できれば」。母に選らんでもらったという華やかな紫の着物が充実した表情によく似合っていた。(瀬戸 花音)

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