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墨田区で欧州発祥のストリートサッカーのイベント開催「年齢も性別も経験も関係なく」がコンセプト

スポーツ報知
3対3のゲームでルールを説明する畑中崇さん

 ストリートサッカーのイベント「SUMIDA FOOTBALL PARK」が9日、墨田区の錦糸公園・ふれあい広場で開催された。主催した一般社団法人日本ストリートサッカー協会が「年齢も性別も経験も関係なく公園で一緒にサッカーを楽しむ」をコンセプトに企画。1対1や3対3のストリートサッカー体験会や大会が行われた。

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「仮設の囲いやルールを工夫し、欧州のように公園や広場でサッカーを楽しめるようにしたい」と同協会の代表理事・畑中崇さんは話した。今回用意されたストリートサッカーのフィールドは1対1が直径5メートルの12角形、3対3が10×15メートルの囲い。スライディング、接触プレーは禁止、股抜きすると1対1はノックアウト勝ち、3対3は追加得点となる今回独自のルール。

同協会には世界大会に出場するメンバーが所属し、Jリーグの試合前やショッピングモールのイベントに登場しているが、地元での普及が不足していると痛感。墨田区サッカー協会、墨田区のスポーツ振興課の協力を得てこの日のイベントが実現した。スポンサーも「東京東信用金庫」「株式会社東京楽天地」「オーベクス株式会社」など墨田区内7社を始め協賛企業が集まった。

 ストリートサッカーは2000年代からオランダなどで大会が行われている。ボールはサッカー元オランダ代表のエドガー・ダービッツ氏のブランド「MONTA(モンタ)」社が扱っている。4.5号球で弾まないボールの表面はデニム生地でできている。

 畑中さんも2018年協会を設立し普及活動を開始した。この日の大会は「3連勝者4名選出するまで繰り返し挑戦する」ユニークな形式で行われた。

 1対1の大会では小学生の女の子が優勝。別途、墨田区の初代チャンピオンも選出。「何度も挑戦できることや成功体験ができる機会を作ることが大事だと思います。」“遊び”から始まり、どんな技術レベルの人も楽しむことを第一義に置く。「99%のプロにならない人に楽しんでもらいたい。サラリーマンでも純粋に(サッカーが)好きな人とか。うまくならないと(参加)できないわけじゃない」とストリートサッカーの原点を一貫して力説。地元に根付くきっかけに、と思いを膨らませていた。

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