囲碁の中学生棋士・仲邑菫女流棋聖(14)が韓国棋院客員棋士申請を行っていることが11日、分かった。日本棋院にも本人から、韓国棋院への移籍希望の意思表示があり、常務理事会にて客員棋士への推薦を決定したという。韓国棋院で承認されれば、仲邑は活動拠点を本格的に韓国へ移し、日本の国内棋戦には原則出場できなくなる。
韓国は世界チャンピオンも輩出しており、「よりレベルの高い環境で棋力向上を目指したい」という仲邑の強い希望で移籍をすることとなったという。
韓国棋院での正式な決定は23年末から24年初旬の見込であり、客員棋士としての受け入れが承認されれば、現在保持している女流棋聖戦のタイトル戦が終わる24年2月末までは日本で対局、3月以降に韓国での対局を予定している。