立川競輪の開設72周年記念G3「鳳凰賞典レース」決勝は最終日の10日、準決勝を勝ち上がった9選手によって、第12Rで争われた。正攻法から主導権を奪い取った真杉匠の番手を回った、森田優弥(25)=埼玉・113期=が、最終バックで番手発進。追走した平原康多―佐々木悠葵を振り切って快勝。2018年7月のデビュー(立川1、4、1着)以来の記念初制覇、今年初優勝を飾った。直線で外を伸びた佐々木が2着、平原は3着だった。森田の次回出走予定は、29日からのF1京王閣。
森田優弥「緊張したら体が硬くなってダメなので、楽しもうと思っていたが、やはり少し緊張しました。それでも、声援をもらえて楽しんで走れました。真杉は自分より格上だが、思い切って駆けてくれたので、気持ち良く出させてもらいました。脚が全然動かなかったが、後ろの先輩が仕事をしてくれたので何とか勝てました。これからラインで関東を盛り上げていきたい」