町田ボーイズ、コールド負け寸前から驚異の反撃! 意地の準優勝…八王子市長旗争奪大会

スポーツ報知
6回1死二、三塁、中原の右犠飛で送球が乱れる間に町田の二塁走者・山田(右)も一気に生還(捕手・井手)

◆ゼット杯第11回八王子市長旗争奪大会▽準決勝 町田ボーイズ13―0武蔵野府中ボーイズ=5回コールド▽決勝 世田谷成城ボーイズ10―7町田ボーイズ(3日・スリーボンドボールパーク上柚木)

 ゼット杯第11回八王子市長旗争奪大会の準決勝、決勝が13日、東京・八王子のスリーボンドボールパーク上柚木で行われた。2年生以下の新チームを対象に東京都西支部が近隣の4支部を招待し20チームが参加。町田ボーイズは準優勝だった。

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 町田は最大9点ビハインドでコールド負け寸前から驚異の粘りを見せた。

 5回2死から1点を返すと宮崎心(2年)のタイムリーなどで計4得点。古屋和之監督(48)の猛ゲキが効いた。「このまま0点じゃ悔しいだろ。次につながらないぞ」。準決勝では初回先頭打者でランニング本塁打を放った宮崎は「監督の言葉で『このままじゃ終われない』と思った」と発奮。6回にも3点を返し2点差まで迫った。

 選手の可能性を引き出すため、ポジションも固定せず、多くの選手が投手も経験している。準決勝で4回零封の玉居子多聞主将(2年)もエースではないという。玉居子は「投げるのも好きだけど、野手で出るのも楽しい」と言う。指揮官は「(決勝では)投手がね。4人で四死球14個だから。でも最後は頼もしかった。これからのチームですから」と気持ちで負けなかった伸びしろ十分のナインに期待を寄せた。

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