世田谷成城ボーイズ、創部4年目でうれしい初優勝 勝琳太郎が活躍 ヤクルト・オスナの長男も在籍…八王子市長旗争奪大会

スポーツ報知
創部4年目で優勝した世田谷成城ボーイズ

◆ゼット杯第11回八王子市長旗争奪大会▽準決勝 世田谷成城ボーイズ8―0白井中央ボーイズ=5回コールド▽決勝 世田谷成城ボーイズ10―7町田ボーイズ(3日・スリーボンドボールパーク上柚木)

 ゼット杯第11回八王子市長旗争奪大会の準決勝、決勝が13日、東京・八王子のスリーボンドボールパーク上柚木で行われた。2年生以下の新チームを対象に東京都西支部が近隣の4支部を招待し20チームが参加。創部4年目の世田谷成城ボーイズが初優勝した。準優勝は町田ボーイズ。

  ※  ※  ※

 創部4年目で念願のタイトル獲得に、ナインの笑顔がはじけた。勝貴嘉亘(たかのぶ)監督(46)は選手に「自信を持っていい」と祝福した。

 準決勝はコールド勝ち。決勝は4回まで9点リードも町田の猛反撃で2点差にされた。それでも浮足立つことはなかった。準決勝で5回を零封し「(決勝も)ずっと投げたかった」という監督の次男・琳太郎が最終回に登板。失策で走者を許した無死一塁で、二塁後方に落ちるかという難しい打球を中堅手・森が俊足を生かし好捕、素早い一塁送球で併殺を完成。無失点で締めた。「5回にエラーで投手を助けられなかったので」と森は役割を果たして安堵(あんど)の表情を浮かべた。

勝監督は「町田さんは最後まで諦めないし、目標にしているチーム。相手に流れが行きかけたけれど冷静でした」と選手の成長をたたえた。

 主将の近藤は準決勝で3打点、決勝でもタイムリーを放つ活躍。スタンドからの3年生の声援を受け「素直にうれしい。全員で意識高く持って練習した成果です」と話した。次週には東日本選抜予選が始まり、春季全国大会予選も控える。「(相手が)『このチームには勝てない』と思われるチームが目標です」と、さらなる躍進を誓っている。

 ○…世田谷成城にはヤクルト・オスナ内野手の長男・ジルベルトが在籍。決勝の5回、4番・神崎の代打出場も三邪飛に終わった。勝監督は「まじめで努力家。一生懸命、練習に取り組んでいる」と評価。右打ちの父とは違い左打ちでグングン成長しオープン戦で本塁打を放ったという。チームメートとも片言の英語やジェスチャーでコミュニケーションを積極的に取っている。

 【世田谷成城・登録メンバー】※は主将

 ▽2年生 ※近藤大志朗、

水井球人、藤原広翔、横山竜之介、勝琳太郎、伊奈剛、多田周太郎、岩佐成毅、小林晴人、ホセ・ジルベルト、小林洋尊、星野堅、井手謙太朗、長谷川溜、黒岩昊明、森翔太郎、松原賛太、神崎大

 ▽1年生 立川成、武田瑛士、正地悠馬、郡山海大、植村謙、根津遼冴、石井竜聖

野球

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請 報知新聞150周年
×