前人未到の年内八冠へ向け、王座戦五番勝負を戦っている将棋の藤井聡太七冠(21)=竜王、名人、王位、叡王、棋王、王将、棋聖=が6日、王位戦第6局の代替イベントとして静岡県牧之原市で行われたトークショーに出席した。
この日はリラックスモード。「朝が弱くて」と克服できずにいる“天敵”も明かし、「家だと二度寝してしまうことがあって、結果的に(睡眠時間が)10時間くらいになっているので、なるべく8時間くらいにとどめたい」と照れ笑い。
王座戦は黒星発進となった藤井。これまで藤井のタイトル戦で7戦7勝、勝率10割の縁起のいい地・静岡の空気を吸い込み、12日に神戸市で行われる王座戦第2局へつなげていく。「王座戦が多くの方に注目していただける舞台になるかなと思っている。全力で対局に臨んで、できる限り面白い将棋が指せるように頑張っていきたい」。決意を新たに白星をつかみにいく。