【仙ペン】諦めることさえ出来ずに

スポーツ報知

◆JERAセ・リーグ DeNA9―3巨人(1日・横浜)

 今季は優勝が見えていたはずだ。巨人じゃない。DeNAです。シーズン序盤は首位を快走。陥落後も粘り強く戦い、6月25日にはバウアーの力投で再び奪首に成功した。

 個人的には「そのまま突っ走るのでは」と思っていたが、現状はご覧の通りです。12球団で最もリーグ制覇から遠ざかっているDeNA。1998年以来の悲願には、またしても届かないのか。

 それでも、うらやましいな。巨人なんて「失速」すら出来なかったもの。一度も上昇気流に乗ることなくAクラスとBクラスの間をさまよっているだけ。夢見ることも、諦めることも出来ない。生殺しの刑です。

 せめて負けっぷりの良さを見せてくれよ。球団の連敗記録を上書きしてくれてもいいんだ。だって連敗がストップしたら、その時だけは盛り上がれるじゃないか…すいません。ヤケになってどうする。まだ道が閉ざされたワケじゃない。

 そんなわけで戸郷よ。お前さんはホントに戸郷なのか。「149球の完投」で僕らを「昭和」に連れて行ってくれたのは、つい1か月前のことだ。まさかの燃え尽き症候群? あれしきでガタが来るようじゃ、斎藤さんや桑田さんに合わせる顔がないよ。

 エースで落とした試合はショックを引きずってしまうもの。最近の巨人もそうだ。戸郷で負けると翌日も連敗するのが、このところの定番。何とも嫌な「エースの証明」だ。

 ブリンソンの拙守で5点目を失ってガッカリした表情を見せていたけど、その前の段階で立派なKOですから。前回の阪神戦(8月25日)でも、似たようなことあった。二十歳そこそことは思えないクールさが売りだったのに。

 そして、責めたくはないけど鈴木康。原監督から目をかけられているのをいいことに…いや、そんなことはないだろうけど、とりあえず東海グループからは一時除名だな。

 病み上がりのキャプテンが復帰即アーチ。普通なら勝つ。勝たなきゃどうかしている。指揮官は今回の3位攻防戦を「力の出しどころ」と語っていた。その通りです。今季の巨人は「力の出しどころ」をことごとく間違えている。そろそろ正解を見せてくれよ。

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