高崎中央ボーイズ、ジャイアンツカップ4強 準決勝で惜敗もチームの歴史作った!

スポーツ報知
準決勝で5回のピンチをしのいだ高崎中央。久保(右)とともに喜ぶ齊藤新

◆第17回全日本中学野球選手権大会 ジャイアンツカップ▽準決勝 世田谷西リトルシニア2―1高崎中央ボーイズ(8月19日・江戸川区球場)

 中学硬式野球の日本一を決める第17回全日本中学野球選手権大会ジャイアンツカップが行われた。高崎中央ボーイズは快進撃も、準決勝で、優勝した世田谷西リトルシニアに逆転負けを喫した。

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 決勝の舞台・東京ドームへの道はあと一歩のところで閉ざされた。高崎中央が準決勝で終盤に逆転負けを喫した。

 5回まで無失点と好投していた齋藤が6回、失策が重なり2死二塁のピンチを招き、同点タイムリーを許す。球数制限で降板すると、2番手の渡辺が決勝打を許した。渡辺は「信頼して投げさせてくれたのに、打たれてしまって申し訳ない」と頭を下げたが、齋藤、渡辺のダブル右腕が今大会の快進撃を支えた。

 初戦を2人の継投でものにすると、2回戦は齋藤が5回無失点、準々決勝は渡辺が1失点完投。選手権では渡辺頼みも、齋藤が台頭。齋藤は高校入学後は野手に専念することを決めており、最後のマウンドで躍動した。

 不動の3番・遊撃手で主将の齊藤陽翔(3年)が世界大会メンバーに選出され、リーグ規定で登録できないため、打撃投手を務め裏方として2回戦まで同行していた。3年生は21人。ベンチ入り20人はオール3年生で結束を深め、ベンチには背番号56のユニホームを置き、共に戦った。

 副将の村田は2回戦で2点タイムリーを放ち、救援登板するなど活躍し、チームを支えた。準々決勝は神戸が逆転2点三塁打を放つなど日替わりヒーローも生まれた。村田は「最高のメンバーで準決勝を戦えた。幸せでした」と言う。選手権大会(8強)に続きジャイアンツカップでもチームの記録を更新する4強入り。21人の戦士が新たな歴史を刻んだ。

 【高崎中央の戦績】

 ▽1回戦 (16日・第一カッター球場)高崎中央ボーイズ3―1千葉西リトルシニア

 ▽2回戦 (17日・大田スタジアム)高崎中央ボーイズ7―4広島北ボーイズ

 ▽準々決勝(18日・大田スタジアム)高崎中央ボーイズ2―1武蔵府中リトルシニア

 【高崎中央・登録メンバー】

 ▽3年生 根岸佑和、神戸瑠生、山岸大時、湯浅景太、太田渓人、齋藤新、藤田快世、関口慶汰郎、岡田拓馬、山口萩人、矢島広大郎、奈良凌汰、小島大和、狩野隼大、阿左見宇翔、田畑実可瑠、田島慧、村田尊琉、久保友暉、渡辺大夢

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