飯塚オートのG1「第66回ダイヤモンドレース」優勝戦は最終日の29日、第12R、8周回(4100メートル=良走路)を10メートルオープン戦で争われた。絶好の2枠からこん身のスタートを決めた長田稚也(22)=飯塚=が序盤から快調なピッチで逃走。終盤になってもペースを落とすことなく、追ってきた有吉辰也、荒尾聡、青山周平といったビッグネームを悠々と振り切って、19年デビューの34期生では初の、また、兄・恭徳とともに兄弟タイトルホルダーとなった。
長田稚也「もう、信じられません(涙ぐみながら)。優勝するならトップスタートを切るしかないと思っていましたが、最高のスタートが行けました。エンジンも文句なかったです。ゴールしたら、選手のみなさんやファンが手を振ってくれているのが目に入って、泣いちゃいました。選手になってから初めて泣きました。これで兄(G1ウイナーの恭徳)に追いつきましたね~」