◆JERA セ・リーグ 巨人4―5広島(29日・京セラドーム大阪)
夕方のニュースは「ジャニーズ」一色だった。岸田さんが張り切って記者会見を開いても、こうはならない。良くも悪くも注目度と影響力の大きさを改めて実感させられた。
今回のスキャンダルとは関係ない話だけど、個人的にジャニーズと言えばライブである。残念ながら見に行ったことはない。気になるのは、その日程だ。
出張の多い仕事柄、宿泊することも多い。それが彼らのライブと重なると、ホテルの予約を取るのが困難になる。地方はもちろんのこと。名古屋や札幌、福岡クラスの大都市でも宿泊難民があふれてしまう。
さて10月の話です。広島の定宿を予約しようとしたら、これが何とソールドアウト。他のホテルに部屋をキープできたから良かったけれど。今回はジャニーズ絡みじゃない。5年ぶりとなるマツダスタジアムでのCS人気だと思う。
興味深いのは第1ステージと比べ最終ステージが行われる期間は、まだ余裕があるってこと。ということは、広島ファンやホテル関係者はファイナルの地元開催、つまり優勝を諦めているのか? いや、現実的なだけでしょう。でも、ミラクルVなら予約の変更が殺到しちゃうかもね。
そんなわけで、かりそめの逆転劇。長野のエラー返上弾に始まり、門脇と秋広がつなぎ坂本と中田翔が締めた。キャプテン不在の危機。それをベテランと若手のコラボで救うなんて、グッとくるにも程がある。それなのに…。
高梨よ、阪神のマジックを消してどうする。お前さん、あのチームと何かあったのか。そんなに恨むことないじゃないか。これじゃあブーイングされても文句は言えない…というか伊織と僕の「ぬか喜び」をどうしてくれる。
今季の巨人。「不思議の勝ち」はあるが「不思議の負け」は少ない。イニングの先頭打者を歩かせる。それも味方が点を取ってくれた直後。こんな場面ばかり律義に繰り返してくれるんだから。キツ過ぎるよ。
広島ファンやホテル関係者を心配している場合じゃなかった。CSをどこでやろうと、巨人がたどり着けなきゃ意味がない。実は最終ステージの甲子園も部屋は予約済みだけど、全部キャンセルしちゃおうかな。