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宝塚歌劇雪組・和希そらが「双曲線上のカルテ」で懸命な医師を好演 同僚役・縣千は休演

スポーツ報知
開幕した宝塚歌劇雪組「双曲線上のカルテ」の一場面。医師フェルナンド(和希そら、右)と看護士のモニカ(華純沙那)

 宝塚歌劇雪組公演「『双曲線上のカルテ』~渡辺淳一作『無影燈』」より~」(監修・脚本=石田昌也、潤色・演出=樫畑亜依子)が28日、大阪の梅田芸術劇場シアター・ドラマシティで初日の幕を開けた。

 「光と影」「失楽園」などで知られ、医師でもあった小説家・渡辺氏の医療小説が原作。2012年に、のちに雪組トップスターとなる早霧せいなの主演でミュージカル化され、今回11年ぶりの再演となる。

 昨年の「心中・恋の大和路」に続く、和希(かずき)そらの外部劇場主演2作目。原作小説をイタリアを舞台に設定変更し、謎を秘めた天才外科医フェルナンド(和希)が、末期がん患者のターミナルケア問題に苦悩しながらも、真の医療に身を捧げる姿を描く。2010年の入団から14年目で、抑え気味の演技で大人のムードも漂わせて好演。揺れる心情を得意のダンスで表現し、ファンの心を揺さぶった。

 新任看護士で、フェルナンドの真の優しさに惹かれて恋仲となるモニカは、4年目の華純沙那(かすみ・さな)が外部劇場初ヒロイン役に大抜てきされた。伸びやかな歌声で、ピュアな役どころに挑んだ。

 また、フェルナンドと対立する同僚の医師ランベルトは9年目のスター・縣千(あがた・せん)が務める予定だったが、開幕前日の27日に休演が決定(復帰未定)。10年目の眞ノ宮るいが代役を務め、丁寧な芝居で生真面目なランベルトを体現。ピンチを救った。

 同劇場では9月5日までで、和希は前日の通し稽古で「皆様と精一杯頑張ります」と、あいさつした。東京・日本青年館ホールでは9月11~19日に上演。

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