北海道シリーズは残すところ、あと3日になりました。今年の札幌はこれまでにない気温の高さに加えて、週末に天気が崩れることがしばしば。当然、芝の馬場傾向も目まぐるしく変わりました。Cコース1週目だった先週が象徴的。土曜は良発表で前有利で推移したのに対し、日曜は朝に猛烈な雨が降って一気に悪くなって、後方からの組も台頭しました。
現状はタフなコンディションへの適性が、より出やすい馬場となっていると言えます。それだけに残念で仕方がなかったのが、今日の11R・キーンランドCを目指していたブトンドール。調教で具合の良さも感じていたのですが、賞金順でフルゲート16頭の中に入れませんでした。
今日は2鞍となりましたが、どちらもチャンスがありそう。サクセスカノンの前走はスタートの後手が響きました。新馬2着と上位の素質は持っていますし、1500メートルへの距離延長もプラス。見直せると思います。エリムは初ダート。芝ではじりっぽいところがあるので、いい方に出てほしいです。(JRA騎手)
【札幌】
1R・サクセスカノン A
4R・エリム B
(本紙評価)