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【船上カメラマン】夏の風物詩キハダ&本ガツオ レンタルで挑戦できるぞ!逗子・小坪港・太郎丸

スポーツ報知
キハダを上げ笑顔の釣り人たち(太郎丸提供)

 相模湾でキハダ、本ガツオのコマセ釣りが8月1日から解禁となり、連日大勢の釣り人でにぎわっている。30キロを超すようなキハダは釣り人のあこがれだが、釣るにはそれなりのタックルが必要となる。逗子・小坪港の報知指定・太郎丸ではレンタルタックルが充実しており、だれもが挑戦しやすい環境を整えている。船上カメラマンも電動リール付きの竿を借り、大型キハダを夢見て相模湾へと繰り出した。

 11人が貸し出し利用 

 高橋良至船長は早朝から準備に忙しかった。太郎丸ではレンタルをお願いすると、ロッドキーパーにリール付きの竿など道具一式が貸し出される。この日は私も含め11人がレンタルで乗船していた。受付で膨張式のライフジャケットを受け取り船に向かうと、釣り座にはリールがセットされた竿、片天びん、ビシ、バケツ、コマセ、タオル、氷が配置されていた。あとは仕掛けを付けてコマセを入れたビシを船長のアナウンスの指示ダナ(魚の泳層)に落とせばいい状態になっている。

 出船前に釣り方のレクチャーを受けてから相模湾へと繰り出した。小坪港を出て約40分走って釣り場に到着。そこには30隻以上の船が集まっていたが、この日は釣り人には厳しい日になった。高橋船長は魚群探知機を駆使してキハダやカツオの群れに船を当てるが、水温が30度近くあるためか、魚はまったく口を使わない。2年前に30キロのキハダを釣ったことがある、さいたま市の大室喜勇さん(63)は「こんな日もありますよ。でもカツオが欲しかった」と不調を笑い飛ばした。

 だが、釣れない日ばかりではない。太郎丸では、台風7号の影響が出る前の9日に26キロのキハダが上がった。台風が通り過ぎ、海が落ち着きを取り戻した17日には3・3~4・6キロの本ガツオがトップ5尾で1船合計30尾。19日にはコマセ釣りとエビングで4・5キロと5キロのキハダが釣れ、復調気配を見せている。

台風去って復調気配 

 「開幕後、やっとキハダがコマセにつき始めて9日に26キロが出て、これからだという時に台風の影響で長い夏休みになってしまった。一度リセットされてしまったので、キハダがまたコマセにつくまで少し時間がかかるかもしれないが、キハダの跳ねは多いのでこれからが楽しみ」と高橋船長はみている。キハダや本ガツオの釣りは、今や相模湾の夏の風物詩ともなった。とはいえ、狙うには高額のタックルをそろえる必要がある。しかし、すべてレンタルでそろう太郎丸なら大丈夫。夢をかなえてみませんか?

(ペン&カメラ・越川 亘)

船長がレクチャー! 

 出船前には高橋船長から初心者向けのレクチャーがある。初めての人に丁寧で分かりやすい説明だった。

〈1〉ビシは投げないでゆっくり落とす。投げると仕掛けがからんでしまう。

〈2〉付け餌は両目が付いているオキアミを選ぶ。オキアミは尾を切って切り口からハリ先を入れ、ハリ軸に沿ってまっすぐに付ける。2尾目はおなかからハリ先を入れて抱き合わせる。

〈3〉指示ダナが水面下30メートルだったら、ラインの目印でビシを30メートルまで落としコマセをまいてからリールを2回巻く。もう一度コマセをまいて2回巻いて止めてアタリを待つ。誘いは不要。

以上のことを正確に実行すればキハダ、本ガツオを手にする確率はグーンと上がるはずだ。

◆めも キハダ・本ガツオ釣りの近況、乗合船は小坪港太郎丸(TEL0467・22・7662)乗合船は午前5時30分集合、同6時出船。料金はコマセ、付け餌付きで1万3500円。レンタルタックル(2000円)あり。駐車場完備。

このほか以下の船宿からも乗合船が出る。

葉山あぶずり港長三朗丸(TEL090・5344・1958)

片瀬港島きち丸(TEL0466・25・9642)

茅ケ崎港ちがさき丸(TEL0467・86・1157)

早川港平安丸(TEL0465・22・0676)

網代港森竜丸(TEL0557・68・1477)

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