立命大は8~10番手の頑張りで箱根予選通過も 国学院大は15年初優勝青学大と似た雰囲気・・・担当記者が見た

スポーツ報知
新潟・妙高高原の夏合宿で走り込んでいる立命大

 箱根駅伝予選会と本戦で、それぞれ屈指の注目校となる2校を取材した。

 まずは予選会初挑戦の立命大。ある関東の予選会常連校の監督は「関東勢以外は最高でも総合25位くらいだろう」と話しており、私も同感だった。しかし、2キロ8本のポイント練習を見て考えが変わった。大森、山崎、中田千太郎(いずれも3年)は予選会で個人30位以内を狙える力があり、タイムを稼げそうだ。課題は中堅層。設定タイム通りに消化できた選手は8人だけ。結論を言うと、予想を総合15~20位と上方修正した。主力3人が完璧に走り、8~10番手が踏ん張れば、予選通過ラインの13位に食い込む可能性もあるだろう。

 箱根初制覇を目指す国学院大には勢いを感じた。平林と山本の3年ダブルエースがチームを引っ張り、4年の伊地知主将がチームをまとめている。下級生も台頭。雰囲気は15年初優勝の青学大と似ている。あの時の青学大は神野大地ら主力の3年が活躍。4年の藤川拓也らが堅実な仕事をした。

 9年前の夏、私は青学大の夏合宿を取材している時、その野心あふれた雰囲気に「初優勝するかも」と思った(後付けではない)。今年の夏、国学院大の夏合宿で同じ感想を持った。(箱根駅伝担当・竹内 達朗)

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