作家・岩井志麻子さんが24日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」(月~金曜・午後5時)に出演。好意を寄せていた女性の水にトリカブトに含まれる毒「アコニチン」を混入して飲ませたとして、警視庁尾久署が診療放射線技師の男を傷害容疑で逮捕した事件について、私見を述べた。
今回の事件について聞かれた岩井さんは「これを愛の形じゃないって、普通の人は思いますよね。だけどね。この男をかばってるんじゃないけど、そういう風にしか愛せない人とか、そういことでしか好意を表現できない人っているんですよ」とコメント。
「ストーカーとかもね。端から見たらひどい行為、されてる人から見たら恐怖でしかないんだけど、ストーカーしてる人間は愛の表現なんですよ、好意なんですよ。自分の好意を受け止めて、なんで嫌うの? どうして? こんな好きなのにってなってるわけでしょ? ストーカーっていうのも」と持論を展開すると、「そういう風にしかできない人をどうしたら直せるんだろうなって」と続けた。
さらに「私、歌舞伎町に住んでるから、ホストさんと夜のおねえちゃんが痴話ゲンカしてるのとか見るわけですよ。例えば、ホストくんが一生懸命、自分の仕事として女性と接する仕事を説明しようとしてるのに、女の子が『私だけを見て! 私が嫌いなの?』って、これしか言わんのよ。男が何言っても、どんなに言葉を尽くしても私を嫌いなのね?って」と身近な例を挙げると「この人たちはそれが正しい愛って思っちゃってるので、どうやったら、それを正すことができるのかって言うのが、私も見当がつかないんですよ」と嘆いていた。