12日、夏の風物詩でもあるケンサキイカを釣りに行ってきました。日本海が有名なイカ釣りですが、今回行ったのは愛媛県の宇和島から出港して大分県との間の辺り。今年はどうも例年と比べると不調なようで、ポイントが定まらずに各船様々なエリアに散らばっているようでした。
日が暮れると早速釣りを開始します。早々からライトには多くのベイトが集まってきました。仕掛けはオモリスッテと、上に2つのウキスッテを付けて、3種類のエギのカラーで狙います。船には12人のお客さんが乗っていましたが、なかなか最初のヒットがありません。
しばらくして完全に日が暮れて真っ暗な空になった頃、ようやくポツポツ釣れ始めました。しかし、時合のようなラッシュはなく、単発で当たる程度。私も久しぶりのイカメタルに、まずはひとつ、アタリを捉えたいところ。台風の影響でウネリがあり、アタリが取りづらいです。そんな中でもポンっと竿をはじくようなアタリが。合わせてもうまく乗りません。アタリの数がそもそも少ないので、竿先に全集中です。
そして、ようやく1匹目がヒット! ケンサキイカ独特のグングンと引く感じが楽しいです。バレないようにゆっくりと巻き上げて、まずは胴長20センチちょっとの平均サイズをゲットしました。
例年のよく釣れる時だと、だいたい20メートル前後から、浅い時には10メートルを切るくらいの水深で連発するのですが、今回はその都度水深も違い、しかも70メートルほどの深いところであたってきたり。なので、まずは深く落として、そこから巻き上げながら下から上にと探っていく釣り方で、ヒットまでにかなり時間が掛かりました。
それでもポツリポツリと追加していきながら、最終的には14匹のケンサキイカを釣ることができました。船内トップで20匹ほど。大きいもので胴長30センチを超える良型も交ざりました。もちろんいい時期に比べると、少し物足りない釣果ではありましたが、数少ないアタリを探していく釣りは、イカを探し当てた時の喜びは倍増。難しくて面白かったです! 何よりとてもおいしいお土産ができました。
問い合わせは「浜崎渡船」(TEL0895・28・0212)へ。料金は1万円。
(岡山市・山口 美咲)