21日からの京都向日町競輪場の「CTC杯 京向日葵賞」(F2)でガールズケイリンが行われている。
シリーズリーダー・吉川美穂(30)=和歌山・120期=は2日目(22日)予2・9レースで河内桜雪(20)=群馬・122期=にまくられ、対抗一番手の尾崎睦(38)=神奈川・108期=も予2・8レースで後位にいた青木美保(25)=埼玉・118期=にゴール直前で差され、ともに2着。最終日(23日)決勝11レースで優勝を目指して激突する。
尾崎は「ゼロ発進の仕掛けでスピードの乗りが良くなかった。でも、(抜かれるのを)恐れて仕掛けないのが一番ダメ。初日、2日目の2走ともしっかり力を出し切れてる」と落ち込んではいない。
ガールズケイリン以前はビーチバレーで世界を舞台にして戦い、「ビーチの申し子」と呼ばれていた。レース前でのウォーミングアップでは、男子でも届かない天井まで触れる跳躍を披露して周囲を驚かせている。
ビーチ会場に比べると、暑さにも平気かと思われたが「今年の夏の暑さは異常ですよ」とさすがに苦笑い。それでも「ウォーミングアップや宿舎での過ごし方を考えている。そういうところを意識するのと、しないのとでは全く違ってきますよ」と対策は万全のようだ。
向日町は今まで4場所12走で9勝、2着3回、優勝3回と好成績を残している。「バンクとの相性は抜群ですね」と胸を張る。今場所もオール2連対でVを決めるか注目だ。