オートレーサーの森且行(49)=川口・25期=は22日、地元の川口オートレース場で行われた第12R「優勝戦」に出走。レース直前に激しく雨が降り出し、「良」から「湿」へと走路状態が一変する中、序盤から2番手に付ける絶好の展開に持ち込むことに成功。逃げる永島潤太郎を懸命に追いかけたが、最後の最後まで逆転はかなわず、僅差の2着でゴールインした。
20年11月3日のSG・日本選手権オートレース以来となる優勝はならなかったが、レース後は内容十分の激戦を満足そうな表情を浮かべながら振り返った。「いやあ、すご~く滑っちゃったよ。今回は相手が悪かったなあ。彼(永島)はコースを外さなかったし、ミスをしてくれなかった。そう、永島が速かったわけで、自分は遅くなかったということで(笑い)。あともうちょっとでしたが、またそのうちチャンスは来るでしょう! 徐々に、徐々に、だね!」
あと一歩のところで通算33度目のVは逸したが、今開催中も熱心に調整を続けて「試走(良走路で一番時計の3秒31)の感じはすごく良かったよ!」とエンジンの上積みはしっかりと果たした。次回は9月3日から5日まで地元の川口開催に出場する予定。