オートレーサーの森且行(49)=川口・25期=は21日、地元の川口オートレース場で行われた第12R「準決勝」に出走。会心のスタートを決めて、序盤から好展開を作ると、その後は快調にマシンを進めて、難なく先頭ポジションへ。そのまま最後までピッチを緩めず1着でゴールインし、見事にファイナリスト8人に残った。
前日に手間と時間をかけてエンジンの下回りを敢行して、セミファイナルを制した森は充実した表情で快走を振り返った。
「はい、下回りはやったんですが、そこまで変わった感じはなかったなあ。初めて使ったタイヤが掛かってくれたのが大きかったですね。スタートは20メートルの一番内だったので、プレッシャーはありましたよ。外に行かれたら(好走は)なくなっちゃうからね」
エンジンを組み直し、質のいいタイヤを装着して、さあ、“日本一”に輝いた2020年11月3日のSG「第52回日本選手権オートレース」以来となるVへ。通算33度目の優勝を狙って、22日は12R「優勝戦」に登場する。「(4月に)復帰した後に乗った優勝戦の中では、今回が一番の状態じゃないかな! まあ、優勝候補は池田(政和)さんだろうし、自分は気楽に挑みますよ! 伊藤(信夫)さんの爆裂スタートには行かれないようにしたいね!」
注目の大一番は、午後4時35分発走予定。8車立て、最重ハンデ30メートルラインでは最インとなる絶好の4枠から、いざ、頂点を目指す。