オートレーサーの森且行(49)=川口・25期=は20日、地元の川口オートレース場で行われた第8R「準々決勝戦」に出走。道中でマシンが滑ってしまう症状に苦しみ、前日に続いての勝利はならず、中位から懸命に先行車を追ったが、3着ゴールが精いっぱいだった。
熱した走路に愛車の挙動を乱された森はロッカーへ戻ってくると、後輩の上和田拓海に「タイヤが滑って仕方なかったよ」とまずは報告。「本当にひどかったよ。全然掛かってくれなかったね」と走路に食いつかないタイヤを二人で見つめながら苦笑いを浮かべていた。
そして、悩ましい滑り対策のために動いた。「エンジンは曇るとパンチがなくなっちゃいますね。タイヤもあからさまに滑るので、これから何をやるか冷静に考えます」と話し、その後、しばらくすると「下回り調整をやってみます」と宣言して、エンジンに大きく手を入れる準備に入った。
21日は12R「準決勝戦」(午後4時35分発走予定)にエントリー。このレースで1、2着ゴールすれば、22日・12R「優勝戦」への出走がかなう。