テンヤで数釣り131センチ超大型も!
東京湾口・走水沖のタチウオが絶好調だ。走水港の報知指定・関義丸では9日、テンヤ仕掛けで釣った人が31尾を記録した。サイズは中大型が目立ち、126センチのドラゴン級も食ってきた。
ここにきてテンヤでの数釣りが目立ち始めている。9日は2番手18尾で次いで14尾、13尾と続いた。7日にはトップ20尾で2番手11尾が2人、3番手10尾も2人。この日は131センチという超大型も交じった。
ただし、「数を伸ばす人は、誘い方が合っている」と関義丸はいう。船長が指示をするタナ(魚の泳層)の下限までテンヤを下ろし、細かいしゃくりを入れながら上げてくるのが基本的な釣り方だが、しゃくりの幅や強弱、テンヤを上げるスピードなど誘い方にはいろいろな要素がある。これにテンヤの色が加わるのだから、その日のタチウオのご機嫌に合わせるのは難解そのもの。しかし、だからこそ面白いのだ。
その日に合ったしゃくり方やスピードを見つけ出し、わずかに竿先を引き込むアタリに合わせ、ガツンと手応えがあった時の爽快感は何事にも代えがたい。夏のタチウオ釣りは今が最盛期。悩んで悩んで、そして豪快な引き味を味わおう。
◆めも 走水港関義丸(TEL046・841・7154)。このほか富津港浜新丸(TEL0439・87・4967)、金沢八景弁天屋(TEL045・701・9061)、古宇港吉田丸(TEL055・942・2565)からも乗合船が出る。