▽げんさんサマーカップ 男子フリー(8月13日、木下カンセーアイスアリーナ)
ショートプログラム(SP)首位で、昨季GPファイナル銀メダルの山本草太(中京大)は、「エクソジェネシス交響曲第3番」を披露。冒頭に4回転サルコーを決めるも、その後は4回転トウループで着氷が大きく乱れるなど、ジャンプでミスが重なり、145・42点、合計237・40点で3位だった。山本のフリー後の主な一問一答は以下の通り。
―感想を
「うーん、そうですね。少しSPに比べてどこかまだ不安要素があったフリーだったかなというふうに思います。少し途中で集中が切れてしまいましたし、まだまだ、万全の状態ではなかった、どこか不安要素が残ったフリーだったかなというふうに思うので、今回このサマーカップ出て見つかった課題をしっかりシーズン入るまでに克服して、またさらに磨いていけたらなというふうに思います」
―新プログラム、具体的に難しさは?
「最初のサルコーはすごく良かったと思うんで、そこからいい流れに乗っていければ良かったと思うんですけど、3本目のトウループでミスをしてしまってから、その後もアクセルまでの流れが悪くなったりとか、そこから少しずつ崩れていってしまったので、そういったところをしっかり、流れ良く、しっかりプログラムとして完成させられるように、途切れさせないようなプログラムをここから作っていけたらなと思っています」
―次に向けた目標は?
そうですね。まだまだ調子を上げていかなきゃいけないなっていうふうに強く感じましたし、ほんとにここからさらにレベルアップを求めて、頑張って練習をしていけたらなというふうに思っています」
―げんさんサマーカップ出場して
「毎年、このサマーカップに出場させていただいて、ここからシーズン始まっていくかたちになると思いますし、この試合でたくさん課題を見つけることができるので、また今回たくさんの課題が見つかったので、またここからシーズンに向けて克服して、さらにレベルアップしていけたらなというふうに思っています」
―ファンへメッセージを
「今回もたくさんの応援、ありがとうございました。ほんとにたくさんのバナーだったり、応援のおかげで最後まで滑り切ることができました。またさらに良い演技を目指して、練習を頑張っていきますので、また応援していただけるとうれしいです。またこれからも頑張ります。応援よろしくお願い致します」
―昨季の反省でピーキングを話されていた。今季はどういうプランで?
「ほんとにたくさんの、先生もそうですし、連盟の方々だったり、いろんな試合だったり、大きな試合を昨季経験して行く中で、ピーキングというものはすごく、『意識して頑張っていこうね』っていうふうにおっしゃっていましたし、そういったところも自分も意識してやっていかなきゃいけないというふうには思ってるんですけど。ほんとにやっぱり試合が、まあ結局来ると、やっぱりどの試合も頑張りたいって気持ちが強いですし、どの試合でも同じような気持ちで、やっぱり自分は臨むことになるのかなというふうには思います。この初戦で、よくなかった演技だったので、ほんとにまあ、今の自分の実力だと思うので、しっかりとそれを受け止めて、ここから何をしなきゃいけないのか、どうやったらシーズン、また、シーズン始まる前にどこまでレベルを上げていけるのか、そういったものをしっかり、うーん、まずは反省して、しっかり修正していけたらなと思っています」
―集中力の難しさ
「まずは、なるべくミスを減らす。やはり転倒した後とか、そこから立て直すっていうところが今回の試合では難しかったかなっていうふうに思います。ひとつのミスで、そのあとの流れが悪くなってしまって、またさらにミスが続いてしまうっていうふうになってしまったので、しっかりと、もしミスをしてしまっても、しっかりと切り替えられるような、そういった練習もしていかなきゃいけないですし。もっともっと、頑張らなきゃいけないなって、今回のサマーカップ出てみて感じたので。ここからまた試合も、ここから段々シーズン始まっていくので、また成長した姿を見せられるように頑張ります」
―フリーの不安要素とは?
「SPはまだ、ジャンプが3つというところで、なんとか練習でも割とまとまる、ノーミスでできる回数っていうのが増えてきていたんですけど、フリーはまだできるときもあるんですけど、確率的にはまだ、SPに比べるとよくなかったのかなっていう。フリーの練習の感覚でまだ6割、7割くらいの出来だったんじゃないかなというふうに振り返ると思うので、そこをもっと、まあ10割近く、満足いくフリーの練習をしっかりここから積み重ねていけたらなというふうに思っています」