▽げんさんサマーカップ 男子フリー(8月13日、木下カンセーアイスアリーナ)
ショートプログラム(SP)4位の片伊勢武アミン(関大)が、157・80点、合計238・95点で2位に入った。序盤からトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)―3回転トウループ、3回転ルッツ―ダブルアクセル(2回転半ジャンプ)と次々ジャンプを成功。最後は観客から大きな拍手が沸き起こった。片伊勢のフリー後の主な一問一答は以下の通り。
―2位の感想を
「なんかあんまりSP、始まる前からもう順位のことは気にしていなかったので、とりあえず自分のやれることやろうと思って臨んだ結果で、気付いたら2位になっていたので、とても驚いているんですけど、それと同時にすごいうれしい気持ちでいっぱいです」
―フリーを振り返って
「6分間練習の調子があまりよくなくて、どうなるかなって少し不安だったんですけど、初戦だし自分の、とりあえずやれること思いっきりやってみようと思ってやった結果で、ミスみたいなものも何個かあったんですけれど、最後まで出し切ることができて、とても良かったかなと思います」
―今季のも目標は?
「なんか、今年シニアで初めて戦うシーズンになるんですけど、これからシーズン入って行く中で、たくさん試合があるので、国内も国外もどっちも、まずは今日みたいに自分ができることをやろうっていう、その気持ちを忘れずに、どんどん上へと上りつめていきたいなと、今回の試合で思えたので、実現させていけるようにしたいです」
―げんさんサマーカップ出場しての気持ち
「あんまり終わったばっかりで実感はないんですけれど、でも結果としては満足のいく試合になったと思うので。でも課題とかもSP、フリー合わせてたくさん見つけられたので、それを練習に生かして改善しつつ、また次の試合では成長した姿をお見せ出来たらうれしいと思います」
―ファンの方にメッセージを
「いつも応援いただいて、本当にありがとうございます。この大会では久しぶりに歓声だったり、歓声が聞こえる試合で、すごく疲れたときとか、緊張しているときに、また頑張ろうと思えたのがすごく良かったです。これからも応援していただけたらうれしいです。よろしくお願いします」
―どういうテーマで滑っている?
「振り付けの鈴木明子先生に、自然に生えている樹齢がものすごく長い大きな樹をイメージして踊って欲しいということを言われていて。なんかその、樹から感じる大地のエネルギーだったり、パワーを雄大さで表現したいなっていうのと、あとは、曲調はステップのところとかでは、柔らかくきれいな感じになるので、見ている人に癒やしとかを与えられるようにしたいです」
―鈴木明子さんとは初めて?
「初めてです。前から頼んでみたいなと思っていて、先生と今年の振り付けどうするって話しになったときに、お互い満場一致で、鈴木明子さんがはじめに出てきたので、ご縁を感じたというか、それでお願いすることになりました」