【大阪・関西万博協賛競輪】金子幸央がうれしいＧ３初制覇！関東ラインの絆に感謝感謝…和歌山競輪

　和歌山競輪Ｇ３「第６回大阪・関西万博協賛競輪」決勝は最終日の１３日、準決勝を突破した９選手によって優勝賞金４００万円をかけ、第１２Ｒで争われた。金子幸央（３０）＝栃木・１０１期＝が、最終ホームから仕掛けた小林泰正を目標に、直線抜け出して優勝。２０１２年７月静岡でデビュー以来、初のＧ３の栄冠に輝いた。２着には中を割った阿部力也、３着は芦沢大輔が入った。

　レースは前を取った金子が小林を迎え入れ、３番手以下は芦沢―岡崎智哉―古賀勝大―阿部―竹山陵太―立部楓真―中村圭志で周回。残り２周から立部―中村が動き、続いた岡崎―古賀が叩くと立部がイン粘り。岡崎ラインを追走した阿部―竹山が５、６番手へ。最終ホーム７番手まで引いた小林が仕掛け、逃げた岡崎後位を奪った立部もバック番手まくりを打つが、金子は直線で抜け出しＶゴール。中を割った出た阿部、金子マークから外を踏んだ芦沢、小林が２～４着接戦も、阿部が２着をキープした。金子の次回出走予定は２８日に開幕する前橋Ｆ１「報知新聞社杯」。

　金子幸央「ほんとうにうれしいです。ただただそれだけです。展開的に関東勢に向いたかなと思っていましたし、小林君がどこまで行ってくれるのかな、と。ただ少し失速していたので、申し訳ないが前に踏ませてもらいました。昨年５月の地元記念で２着（優勝は吉田拓矢）。悔しい思いをしたので、優勝は本当にうれしい。４日間、皆様の応援と、ラインのおかげでの優勝と思っているので、これからも精進していきたい」